97.マリアは神の救いの計画にどのように協力しますか? (493−494,508−511)
神の恩寵により、マリアはその全生涯にわたってあらゆる個人としての罪を免れた状態に保たれました。マリアは「恵まれた(恩寵に満たされた)」人(ルカ1:28)、「完全に聖なる」人です。マリアが「いと高き方の子」を産むであろう(ルカ1:32)と天使がマリアに告げた時、マリアは「信仰による従順」(ローマの信徒への手紙1:5)のうちに自由に同意を与えました。マリアはこのようにして、御子イエスの人と働きに自らを捧げ、救いに関する神のご意志を心底から支持しました。 98. イエスの処女受胎とは、何を意味しますか? (496−498,503)
イエスの処女受胎の意味は、イエスは、聖霊の力だけで、人間の介在なしに、聖なるおとめの胎内に宿られた、ということです。イエスはその神性により、天の父の子であり、その人性によりマリアの子です。しかしイエスは、ご自身の中には神聖なる唯一のペルソナだけが存在するのですから、神性と人性の両方で、まさしく神の子なのです。 99. どのような意味でマリアは「終生の処女」なのですか? (499−507、510−511) マリアは、「その子を宿すことにおいて、その子を産むことにおいて、その子を支えることにおいて、その子を胸元で育てることにおいて、処女のまま、常に処女であった」(聖アウグスチヌス)という意味で、永遠に処女でした。したがって、福音書が「イエスの兄弟姉妹」について語る時は、聖書の中で使用され話し方では、イエスの近親者について語っています。 |